生産技術エンジニアになるまでの話

プロフィール・雑記

(就活〜配属で感じたこと)

こんにちは。

今回は、私がどうやって「生産技術」という仕事に就くことになったのか
就活当時の気持ちや、入社後のギャップまで正直に書いていこうと思います。

生産技術の仕事をしているとよく言われます。

「最初から生産技術志望だったんですか?」

いいえ。
むしろ私は、生産技術に配属されたときガッカリした側でした。

でも今ふり返ると、
「本当にこの仕事でよかった」と思っています。


■ 子どもの頃〜進路選択まで

少し昔の話になりますが、私は小さい頃から“モノづくり”が好きでした。

・ミニ四駆を分解して改造してみる
・プラモデルを黙々と組む
・ラジオ製作などの電子工作をする

そんな子どもでした。

文系科目はあまり好きではなく、
「手で触れるもの」「動きが見える仕組み」が好きだったので、自然と理系へ進みました。

ただ、理系の中でも電気回路はどうも苦手で──
必然的に “機械系” を選んだ、というのが正直なところです。
(消去法です。笑)


■ 就職活動で考えていたこと

大学は機械系の学科にいたので、まずは「メーカー」に絞って就職活動を始めました。

とはいえ、当時はクルマにはそこまで興味がなく、どちらかと言うと 電機メーカーの設計職 に魅力を感じていました。

「いつか自分が設計した家電が店頭に並ぶところを見たい」

面接でもそう言っていましたし、本気でそう思っていました。

ちょうど、実家から通える場所に電機メーカーがあり、
応募するとありがたいことに内定をいただくことができました。

当時の私は、
“製品設計をする未来” を当たり前のように思い描いていました。


■ しかし…配属は「生産技術」

ところが、入社してから配属を知らされた日。

辞令には想像もしていなかった 「生産技術」 の文字。

率直に言うと、
「え…?なんで?」
「設計じゃないの?」
「生産技術ってなにやるんだっけ?」

そんな気持ちで、ガッカリしたのを今でも覚えています。

生産技術という職種の存在すら深く理解していなかったので、なおさら不安でした。


■ それでも今は「生産技術でよかった」と思える

入社数年後、経験を積むうちに、

・製品設計に比べて、自由に設計できる(製品設計は本当に一部しか設計できないし、制約が多い)
・自分の考えたものが形になって動くのが面白い
・多くの人と出会い仕事ができる

こういった魅力にどんどん気づいていきました。

最初は望んだ配属ではなかったけれど、
結果的に 生産技術が私に最もしっくり来る仕事だった のだと思います。

どの会社でも通用する技術ですし、大手企業に3回も転職することが出来ました。
これは自分のキャリアにとって大きな自信になっています。


✨次回

次の記事では、A社(1社目)で実際にどんな仕事をしていたのか
当時のリアルな話を書いていきます。

・新人時代の苦労
・若手時代に感じていたこと
・内製設備の構想設計/組立調整/立ち上げ
・当時のキツかった部分・面白かった部分
・働き方はどうだったか
・どんな職場環境だったか
・電機メーカーの実態

このあたりを、できるだけリアルに書いていきます。

▶[次回:新人時代①/製造実習で感じたこと(新人4〜9月)]
▶[前回:40代でサイドFIREを目指す生産技術エンジニアがブログを始めた理由【大手メーカー4社のリアル】]

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