新人時代まとめ(総集編)|座学~設備立ち上げまでで得た“生産技術エンジニアの基礎”

生産技術のリアル

生産技術エンジニアとしての新人1年目は、座学・製造実習・加工実習・設備組立・立ち上げと多彩なステージがあり、それぞれで深い学びがありました。
本記事では、その全体の流れを 時系列で整理しながら、何を学び、何が身についたのか を丁寧に振り返ります。
これから生産技術のキャリアを考える読者にとって、新人時代の本質的な価値が一目で分かる総まとめになっています。

▶ 新人時代シリーズ(全6回)
① 座学・製造実習で感じたこと(4~9月)
② 加工メーカー実習で学んだこと(10~11月)
③ 初仕事!設備組立(12~1月)
④ 設備初立ち上げ(2~3月)
⑤ 新人時代の総集編← 今ここ
⑥ 新人時代の職場環境(人・居室)


■ 新人時代①:現場実習で「ものづくりのリアル」を知る

新人時代7〜9月は 製造ラインへの現場実習

品質保証部門で、検査の大変さを、
製造現場で立ちっぱなしを体験し、
実習期間が終わるころには体で “製造現場のキツさ” を覚えました。

  • 品質を保つ大変さ
  • 作業者がどれだけ負担を感じているか
  • 現場が使いやすい設備とはどういうものか
  • 設備の小さな不具合がいかに作業に影響を与えるか

生産技術の役割を考えるうえで欠かせない視点を、
ここで体に叩き込まれることになります。


■ 新人時代②:加工実習で「設計の基礎」を叩き込まれる

10〜11月は 加工メーカーでの実習
部品を “どう削って作っているか” を理解する貴重な期間でした。

  • 最初の1週間は金属ヤスリの連続
  • 光明丹で平面出し
  • フライス・旋盤・ボール盤など基礎を習得
  • 加工屋さんから “見やすい図面・見にくい図面” を直接指導
  • 設計者として恥ずかしい図面を書いてはいけないと痛感

この2ヶ月があったからこそ、
後に図面を書くときに “作り手の視点” を持てるようになりました。

“安くてよい部品を作る”ためには加工の知識は重要ということを認識させられました。

さらに、ここで出会った加工の先生とのつながりは、
今の私のフリーランス志向にも影響している、大切な出会いとなりました。


■ 新人時代③:組立で「図面の読み方と基礎スキル」を学ぶ

12〜1月は 設備組立の初仕事

最初はカバー組立から、徐々に設備本体へ。
図面もまともに読めず、レンチの締め付けすら怪しい…そんなレベルからのスタート。

  • 組立の段取り
  • 適切な締め付け
  • 調整方法
  • 設計ミス→追加工の流れ
  • 現場の礼儀や振る舞い

失敗ばかりでしたが、現場の先輩にしごかれながら、
エンジニアとしての “基礎体力” が確実に身につきました。


■ 新人時代④:設備立ち上げで「生産技術の本質」に触れる

2〜3月は 設備立ち上げ初挑戦

最初は何もできず、動く設備が怖くて手を出せず…
完全に “つっ立ってるだけの新人” でしたが、
毎日設備と向き合う中で一気に成長していきました。

  • 不具合修正
  • タクト短縮
  • 動作の理解
  • ロボットのティーチング初体験
  • 「離れた瞬間に限ってトラブルが起こる」あるある体験
  • 設備が気になって仕方ない“親心”が芽生える

立ち上げは本当に大変ですが、
生産技術としての視点・判断軸が一気に育つ期間でもあります。


■1年間で身についた“新人の武器”

この一年間で私が身につけたものは、以下のような
生産技術の超基礎となる力 でした。

  • 現場での視点
  • 図面の基礎
  • 加工の知識
  • 組立・調整の基礎
  • 設備動作の理解
  • タクト・不具合改善の考え方
  • 先輩との連携・礼儀
  • 設備を最後まで立ち上げる責任感

表面的なスキルではなく、
エンジニアとしての“土台となる感覚” が身についた一年でした。


■ まとめ

新人の1年間は本当にしんどくて、
正直「無理かもしれない」と思った瞬間もたくさんありました。

ですが——
この1年がなければ、今の私は間違いなく存在していません。

現場での苦労、加工作業の地道さ、組立の失敗、立ち上げの緊張、
すべてが “生産技術エンジニアとしての私を作った基礎” です。

ここまでの経験をさせてもらえる職場は中々ないと思いますので、
周りの環境と人に恵まれて、本当に幸運だったと思います。

✨次回

ここまで、新人時代1年間の業務内容を
座学・実習・組立・設備立ち上げという流れで振り返ってきました。

しかし、新人時代を形作っていたのは
仕事の内容だけではありません。

次回の記事では、
私が新人時代を過ごした 職場の空気感・一緒に働いた人たち・居室の環境 について書いていきます。

「どんな人がいて、どんな環境で働いていたのか」
──それは、後のキャリア観や働き方の価値観に
確実に影響を与えていました。

▶[次回:新人視点で語る|配属先の先輩/上司のリアル]
▶[前回:新人生産技術エンジニアの設備初立ち上げ(新人2〜3月)]

▶ 新人時代シリーズ(全6回)
① 座学・製造実習で感じたこと(4~9月)
② 加工メーカー実習で学んだこと(10~11月)
③ 初仕事!設備組立(12~1月)
④ 設備初立ち上げ(2~3月)
⑤ 新人時代の総集編← 今ここ
⑥ 新人時代の職場環境(人・居室)

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