3社目3年目は、設備導入後の 半年に及ぶ国内試運転フェーズ に全力で取り組んだ1年でした。
設計とは異なり、実際に設備を動かしながら進めるこの工程では、日々の 対応力・判断力・現場理解 が強く求められます。
本記事では、生産技術エンジニアとして取り組んだ 国内試運転のリアルな体験と学び を詳しく振り返ります。
▶3社目(材料メーカー)キャリア連載(全6回+総集編・番外編)
①【1年目】 また“本当の生産技術”に戻れた年
②【2年目】 史上最大の設備投資プロジェクトで学んだ“本当の生産技術”
③【3年目】 半年におよぶ国内試運転で学んだ“現場力”とチームの難しさ ←今ここ
④【4年目】 初めての海外現地試運転で味わった、3ヶ月のリアル
⑤-1【5年目①】 「物流ロボット導入」、“生産技術らしさゼロ”で苦しかった日々
⑤-2【5年目②】 “自作自演の設備導入”と、3回目の転職を決意した裏側
◎ 【総集編】 5年間で経験した“最大規模の仕事”と、キャリアの転機になった期間
◎ 【番外編】 職場環境まとめ | 最大規模組織で味わった “技術の壁” と “成長”
■ 国内試運転のスタート(約半年間の長期出張)
設備の組立・配線が終わり、いよいよ国内試運転へ。
今回は 半年間ずっとメーカーに常駐するレベルの大規模プロジェクト でした。
- チームは機械+電気で約10名
- 3社目では珍しい “内製で数億規模” の巨大設備
- 空調の効かない現場で、冬は寒く、夏は暑いという厳しい環境
それでも、これほどの規模を内製で担当できるのは本当に貴重な経験でした。
■ 優秀なメンバーに囲まれた環境で感じたこと
このプロジェクトのメンバーはレベルが高く、
私はどちらかといえば “中堅ポジション” という感覚でした。
- 中途入社の優秀なメンバーが多い
- 内製できる技術を持つ人材は会社でも非常に少ない
- 良い意味で引っ張られながら経験値が増えた
今までの会社では、自分が主力で進めることが多かったため、
まだまだ未熟だと感じることもありました。
■ 国内試運転で一番苦労したポイント:電気担当者
試運転では、機械担当と電気担当がペアで動くことが多いのですが、
今回の電気担当者がなかなかの“曲者”でした。
- 技術はあるが自分の世界に入りやすい
- 話しかけづらく、ソフト改修の依頼に渋い反応
- 進め方のすり合わせが難しい
結果的に 国内でのソフト完成度が低くなってしまい、現地試運転で苦労する原因に…
(その電気担当は現地へ行かなかったため、他のメンバーが大変な思いをすることに。)
私自身のフォロー不足もあり、反省点の多い経験でした。
■ 国内試運転の終了と次のフェーズへ
ロボット教示、パラメータ調整、シリンダのティーチングなど、
一つずつ積み上げながら設備が動き始め、
半年かけてようやく安定稼働できるレベルに到達。
ここまでの長い試運転を経験したのは初めてで、
改めて 巨大プロジェクトの重さ を感じました。
試運転が終わったあとは輸出準備へ。
これもまた大変な作業で、次回はついに 現地試運転編 に入ります。
■ まとめ:この年で得たこと
- ロボットプログラムという新スキルを習得
- 巨大内製設備の国内試運転という貴重な経験
- 優秀なメンバーと働き、チームでの立ち位置を再認識
- 電気担当との関わりで「コミュニケーションの難しさ」を痛感
✨次回:いよいよ海外へ ― 現地試運転編
国内試運転を通して、
設備が「机上の構想」から「実際に動くもの」へと移っていく過程を
生産技術エンジニアとして間近で経験しました。
そして次に待っているのが、
現地での試運転フェーズ です。
国内とは環境も条件も異なる中で、
設備を立ち上げていく工程は、これまでとはまた違う緊張感を伴うものでした。
次回は、
3社目4年目|現地試運転で経験したリアルな現場対応
について書いていきます。
▶【次回:3社目4年目|現地試運転編】
▶【前回:3社目2年目|最大級の設備投資プロジェクトへ挑む話】
▶3社目(材料メーカー)キャリア連載(全6回+総集編・番外編)
①【1年目】 また“本当の生産技術”に戻れた年
②【2年目】 史上最大の設備投資プロジェクトで学んだ“本当の生産技術”
③【3年目】 半年におよぶ国内試運転で学んだ“現場力”とチームの難しさ ←今ここ
④【4年目】 初めての海外現地試運転で味わった、3ヶ月のリアル
⑤-1【5年目①】 「物流ロボット導入」、“生産技術らしさゼロ”で苦しかった日々
⑤-2【5年目②】 “自作自演の設備導入”と、3回目の転職を決意した裏側
◎ 【総集編】 5年間で経験した“最大規模の仕事”と、キャリアの転機になった期間
◎ 【番外編】 職場環境まとめ | 最大規模組織で味わった “技術の壁” と “成長”


コメント