はじめまして。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
私は、 大手メーカー4社で生産技術エンジニアとして働いてきた40代の会社員 です。
このブログでは、私が経験してきた “生産技術のリアル” や “生産技術としてのキャリア形成” についてまとめていこうと思います。
■なぜブログを書こうと思ったのか
このブログを始めた理由は、大きく3つあります。
- 大手4社での生産技術経験を発信して、多くの人に知ってもらいたい
- これから副業・独立も視野に入れたキャリアを作っていくため、その記録を残したい
- 40代でサイドFIRE(半分自由に働く生活)を現実的に目指しているため
一言で生産技術と言っても、いろんな生産技術があります。
私の経験した4社でも、それぞれ違いがあります。
求人に載っている言葉だけ見ても、実際どんな業務をして、どんな人間関係があり、何がキツくて何が楽しいのか がわからない。
でも現場では、
- 設備メーカーとの折衝
- 工場の大人たちとの調整
- 現場のクセを掴むまでの苦労
- 製品立ち上げの緊張感
- トラブル対応の胃が痛くなる瞬間
など、いろんな“リアル”があります。
私自身、そういう本音ベースの情報を知りたいタイプでした。
こういった情報はなかなかネットで調べても出てきません。
そのため、同じように悩む人の役に立てるなら、経験を言語化しておきたいと思ったのがきっかけです。
■生産技術のリアル(私が見てきた世界)
大手メーカー4社で働いてきて思うのは、同じ「生産技術」でも会社によってまったく文化が違うということ。
例えば——
●A社:電機メーカー
若い頃に鍛えてもらった会社。
量産設備の構想/設計~組立調整/立ち上げまで、外注は使わずすべて内製で行いました。
時代的なものもあり残業が多く激務でしたが、大手にしては珍しくすべて自分の手で出来たため、
技術のベースをつくることができました。
●B社:自動車メーカー
とにかく規模が大きく、取り扱う金額が全然違う。
開発部の中の生産技術だったため、新製品の工法開発~試作設備導入、試作対応を行いました。
設備は内製ではなく外製であったため、設備商社/メーカーとのやり取りを初めて経験。
設備導入はルールが厳しく、安全衛生・製造・保全など厳しい審査をクリアし導入。
●C社:自動車、半導体向け製品メーカー
設備投資の決裁をするのに、多くのパワーをかける会社。
決裁者へ説明する資料作りにかける時間が多く、大企業という感じ。
設備の内製/外製は半々で、仕様書作成や3DCADルール整備/教育も経験
●D社:電機メーカー(現職)
汎用機(型式で買える設備)が多い会社であるため、
専用機(仕様を決めて設計が必要な設備)の経験があるエンジニアがほとんどいない会社。
導入済の設備改善、社内設備導入ルール整備など「組織を整える仕事」が増えてきたフェーズ。
40代らしく“仕事の幅”を広げている感覚があります。
■4社経験して感じたこと
4社を渡り歩いて思うのは、
「生産技術は会社によって必要スキルも働き方も大きく違う」
という事実です。
- なんでも自分の手で行う会社
- 技術検討がメインの会社
- 設備メーカーとの折衝が中心の会社
- 資料作成と社内調整がメインの会社
求められるものが本当にバラバラです。
でも逆に言うと、
どこでも活きる“普遍的な力” も確かにあります。
それが、
- 自分の手で設備を設計/立ち上げた経験
- 課題を見抜く力
- 段取り力
- 人を動かすコミュニケーション
- 現場で信頼を得る姿勢
こうした力は、転職しても必ず役に立つ。
だからこそ「生産技術はキャリアとして十分戦える仕事」だと私は思っています。
■これからブログで書いていく内容
このブログでは、以下のようなテーマを扱っていく予定です。
- 生産技術のリアルな日常や問題点
- 設備設計/立ち上げ/改善の進め方(現場目線)
- 大手4社を経験したから言える会社ごとの特徴
- 40代のキャリア戦略(転職、副業、サイドFIRE準備)
- 資産状況
- 各フェーズ毎に考えていたこと
- フリーランスになるまでの過程(ゆっくり記録します)
特に「生産技術のリアル」は、ネットでは情報が少ないので、読者にとっても価値があるはずだと考えています。
■最後に:同じように悩む生産技術の人へ
生産技術は楽しいこともある反面、キツイ、理不尽なことが多い仕事です。
だからこそ、
「現場のリアル」を誰かが書いておく必要がある
と思っています。
私の経験が、
・これから生産技術を目指す人
・キャリアに迷っている人
・転職を考えている人
・同じ40代エンジニアの仲間
・いつかはFIREしたい人
のヒントになれば嬉しいです。
これからゆっくり更新していくので、よろしくお願いいたします。
このブログが、あなたのキャリアや働き方を少しでも前向きにするきっかけになれば嬉しいです。
ブログ更新時はXでお知らせしますので、フォローをよろしくお願いします。
【次回:生産技術エンジニアになるまでの話】

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