大企業の実態:高学歴ポンコツと部署間でババ抜きされる社員の末路

キャリア・転職

「大手企業の社員は、やっぱり高学歴で優秀なエリートばかりなんだろうな」 もしあなたが今、別の環境で働いていたり、今後のキャリアを考えている最中なら、一度はそんなコンプレックスや憧れを抱いたことがあるかもしれません。

たしかに、大企業の入り口には厳しい学歴フィルターがあり、新入社員の配属リストを見れば有名大学出身者がゴロゴロしています。Fラン大学出身者を探す方が難しいくらいです。 しかし、大手メーカー4社を渡り歩いてきた私が現場で見てきた現実は、世間のイメージとは全く異なるものでした。

ハッキリ言います。大企業だからといって、全員が優秀なわけでは決してありません。

今回は、大企業という巨大な組織に巣食う「高学歴ポンコツ」と、市場価値ゼロのまま会社にしがみつく「ババ抜き社員」の生々しい実態を暴露します。大企業への幻想を、綺麗事抜きで打ち砕きます。

東大卒でも仕事ができない?大企業にはびこる「ポンコツ」たち

どんな組織にも「2:6:2の法則(優秀な人が2割、普通が6割、パッとしない人が2割)」があると言われますが、これは厳しい入社試験を突破した大企業でも完全に当てはまります。

私が過去に現場で見てきた中には、東大出身だろうが旧帝大出身だろうが、信じられないほど仕事ができない(実務のセンスが全くない)人間が山ほどいました。学歴と仕事の能力は、残酷なほど比例しません。

結果として何が起きるか? 「本当に優秀な2割の人間」に、すべての重い仕事と責任が集中するのです。

大企業は従業員の母数が多い分、底辺の「2割」の絶対数もとんでもない数になります。現場で必死に図面を引き、設備メーカーや他部署と泥臭い調整をしてトラブルを解決している優秀な人間からすれば、この「高学歴ポンコツ」たちの存在は、モチベーションを著しく削ぐ最大の要因です。

誰も引き取りたくない。しがみつきおじさんの「ババ抜き」

さらにタチが悪いのが、大企業のぬるま湯に長年浸かりきった「しがみつきおじさん」たちの存在です。

彼らの多くは、自分の「市場価値」がゼロであることを薄々、あるいは明確に自覚しています。外の世界に放り出されたら、今の恵まれた年収なんて絶対に稼げない。だからこそ、どんなに煙たがられようが、絶対に自分から会社を辞めようとはしません。 中には、それが分かっているならまだマシで、大企業の看板の大きさを「自分自身の能力の高さ」だと本気で勘違いしている、救いようのない人もいます。

こういう「働かない・スキルもない・プライドだけは高い」人間は、どこの部署の管理職も自分のところには置きたがりません。そのため、数年おきに部署から部署へとたらい回しにされます。

それはまるで、トランプの「ババ抜き」です。 誰もジョーカー(しがみつき社員)を引きたくないのに、組織の構造上、どこかの部署が嫌々引き取らなければならない。そんな不毛なゲームが、大企業の中で日々繰り広げられているのです。

外注と分業の罠。大企業にいる=市場価値が高いという勘違い

なぜ、大企業にはこれほどまでに「ババ」となってしまう人材が生み出されるのでしょうか? その最大の原因は、大手特有の「過剰な分業」と「外注頼み」の体質にあります。

特にメーカーの技術職において、大企業は仕事の規模が大きすぎるため、自分で手を動かしてゼロからモノを作る経験を積む機会がどんどん減っています。仕事の大半は、仕様書をまとめて外部のメーカーに丸投げするだけの「手配業務」や「社内調整」ばかりになりがちです。

社内政治の立ち回りや、社内決裁の通し方だけは上手くなりますが、そんなものは一歩会社の外に出れば何の役にも立たないスキルです。専門性が全く身についていないため、いざという時に他社で通用する武器がありません。

「自分は大企業にいるから、市場価値が高いはずだ」 もしあなたが今そう思っているなら、その勘違いは非常に危険です。

結論:自分の「名前」で何ができるかを意識しろ

人生の大半の時間を会社で過ごすのに、ポンコツの尻拭いをさせられモチベーションを下げるか、あるいは自分自身が会社にしがみつき「ババ」として扱われるのを待つだけの人生。これほど不幸なことはありません。

だからこそ、若いうちから「会社の看板を外したとき、自分には何ができるのか?」を常に意識して会社生活を送ることが絶対に必要です。

大企業という恵まれた環境を「利用」して、自分の専門性を磨き、他社でも通用する「市場価値」を高めること。それだけが、大企業の理不尽なババ抜きゲームから抜け出し、自分自身のキャリアの主導権を握る唯一の生存戦略なのです。

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